豆柴寿命について徹底解説!他の犬種とも比較!

「豆柴寿命ってどれくらい?他の犬種に比べて短いの?」

こんな疑問を抱かれる方は多いですよね。
特に、これから豆柴を購入しようと考えている方々は、一番気になるポイントではないでしょうか。

今回の記事は、そんな皆さんの疑問である豆柴寿命について徹底解説します!
豆柴購入を検討されている方々の不安が、少しでも解消されたら幸いです。
では、まず最初に、豆柴寿命がどれくらいなのか解説しますね。

豆柴寿命は何年?人間の年で例えると何歳?

豆柴寿命と言っても、何年間で何歳くらいなのか分からないですよね。
しかし、人間よりも遥に小さい豆柴の年齢は、きっと短いだろうと想像が出来ます。

では、実際にどれぐらいの早さで豆柴が年を取って行くのかは、私もこの記事を作成するまでは知りませんでした。

豆柴の寿命は人間年齢でいうと56歳~64歳で、約10年~12年に相当します。

「ん?他の犬種や猫の寿命と比べて、凄く短いというわけでもないのね?」

私は、もっと短いと思っていたので、あの小さな体の割には元気な犬種なのかもしれない!と豆柴の印象が少し変わりました。

確かに、私が富士野荘の犬舎でボトルの水替え作業をしていると、運動中の豆柴たちが私の脚に元気に跳び付いては、走って追い抜いて行きます。
あの細い脚からは想像できない程、ピョンピョンと軽やかに走る姿は可愛くてたまりません。

では、そんな可愛い豆柴の年齢を、更に詳しく人間年齢と比較してみましょう。

豆柴寿命を人間年齢と成長期で比較

豆柴年齢と人間年齢を成長期別にまとめてみました。
下の表を見て頂くと分かるように、豆柴の子犬時期は9ヵ月間と本当に短いですね。

一年後には成犬ですから、年を取るスピードが早い=寿命が短いと解釈されても仕方ないのかもしれません。

豆柴年齢人間年齢成長期
3ヵ月5歳
6ヵ月9歳
9ヵ月13歳
1歳17歳

 

1歳6ヵ月20歳
2歳24歳
3歳28歳
4歳32歳
5歳36歳
6歳40歳
7歳44歳
8歳48歳
9歳52歳


10歳56歳
11歳60歳
12歳64歳
13歳68歳
14歳72歳
15歳76歳
16歳80歳

しかし、冒頭でも書きましたように‟決して他の犬種や猫の寿命と比べて、特べつ短いというわけでもない”と思いましたので、他の犬種とも比較をしてみましょう。

豆柴寿命と他犬種の寿命はどれぐらい違うの?

豆柴寿命が短い=健弱というイメージを持たれている方が多いですが、これは豆柴の歴史を知れば誤ったイメージだと分るはずです。

実は、豆柴の基となる柴犬には色々な種類が存在します。

例えば、『小柴』や『尺柴』と言われる、小動物を狩る為に存在してきた柴犬がいるのをご存知でしょうか?

『小柴』や『尺柴』は柴犬の中でも小型~中型に属する犬で、小型だから健弱というわけではなく、人間と同じように環境や気候で犬たちも育った場所で各々に特徴があるという事です。

とはいえ、豆柴と他の犬種の寿命がどれくらい違うのか気になりますよね。
私も、とても気になったので調べてみました。

豆柴寿命と他の犬種の寿命

まず、犬の命は大きさで平均寿命が分別されています。

小型犬よりも大型犬の方が平均寿命が短く、一部前後しますが体が小さい方が寿命が長くなる傾向にあるようです。

  • 超小型犬 13.8歳(豆柴)
  • 小型犬 14.2歳
  • 中型犬 13.6歳
  • 大型犬 12.5歳
  • 超大型犬 10.6歳

大型犬の平均寿命が短いのは意外ですよね。
こうして比較しても、数年の差であまり大差がないのが分かりました。

では次に、豆柴の平均寿命に対して他の犬種の平均寿命をランキング形式でトップ5まで見てみましょう。

犬  種体 格平均寿命
1位イタリアン・グレーハウンド小型15.1歳
2位ミニチュア・ダックスフンド小型14.7歳
トイ・プードル超小型14.7歳
3位柴犬中型14.5歳
4位パピヨン小型14.4歳
5位ジャック・ラッセル・テリア小型14.3歳

小型犬と中型犬がトップ5をしめているのが分かります。

3位に唯一、中型犬の柴犬がランクインしているのが柴犬本来の体の強さを象徴しているのではないでしょうか。

ではなぜ、豆柴『寿命が短い』・『健弱体質』といったイメージがついているのか?
時代と共に代わり行く流行や人間の思考に焦点をあてて考えてみました。

豆柴の寿命が短い・健弱体質とイメージ付けされる理由

豆柴の寿命が短い・健弱体質と言われる1つの要因として、『繁殖歴が浅い』・『食事制限をして小さく育てた犬同士の繁殖』といった間違った情報がイメージ付けているのだと思います。

前述でも説明しましたように、正しい方法で繁殖が行われた豆柴は、『小柴』や『尺柴』などの元々、体の小さい柴犬の中でも小型や中型に属する犬同士の繁殖で生まれるので、他の犬と同様に生まれつきの病気が無い限り健康な犬なのです。

豆柴を家族として向か入れると、‟餌を与えすぎると大きくなるから制限しょう”と餌を減らす飼い主さんが時々いますが、間違った知識ですので止めましょう。
(適量の餌を与えて大きくなった=普通の柴犬同士の繁殖によって生まれた子犬と考えるのが自然です。)

また、長生きの要因は、人間同様に規則正しい生活の管理だと思います。
つまり、豆柴の体に合った餌の量や運動、ストレス発散などがしっかりと行われている事だと私は思いました。

まとめ

今回は、豆柴寿命について解説をしました。

この記事を読み終えた時に、『平均寿命にすぎない』・『育て方でより長く一緒に過ごせるかもしれない』とポジティブに考えてもらえたら幸いです。

    • 豆柴寿命は他の犬種と比べても大差ない
    • 犬の平均寿命は犬種ではなく、体の大きさに関連している
    • 豆柴は柴犬の中でも小型に属する『小柴』や『尺柴』同志の繁殖が起源
    • 豆柴に合った餌の量や運動、ストレス発散が長生きの要因