犬の多頭飼で注意したい事やメリット・デメリットを徹底解説します!

「犬の多頭飼いを考えているけど、どんな事に注意をしたらイイの?仲良くしてくれるかしら?」

「多頭飼いのメリットやデメリットって何?」

こんな不安や疑問を持たれている方の為に、今回の記事は犬の多頭飼いにつて徹底解説をします。

また、豆柴特有の性質から注意したいポイントなども解説しますので、是非最後まで読んで下さいね。

それでは早速、「犬の多頭飼いのメリット」から説明したいと思います。

犬の多頭飼いのメリット

犬の多頭飼いの1番のメリットは、何と言っても犬と飼い主の双方に楽しみが増えるという事ではないでしょうか。

例えば、お留守番時間に一緒に過ごす仲間がいれば、留守番中の寂しさが軽減しますし、飼い主側も安心して外出が出来ますよね。

また、犬同士が仲良く遊んでいる姿を見るのは飼い主側の楽しみでもあり、犬たちの楽しみでもありあます。

その他にも、犬の多頭飼いには・・・

  • 運動不足の解消ができる
  • ストレス発散ができる
  • 家族のコミュニケーションが増える

などのメリットがあり、犬と飼い主側の楽しみが増えるだけではなく、心身の健康促進も期待できるのではないでしょうか。

良い事だけ知っていても、問題が起きた時に対処できない事がありますので、犬の多頭飼いのデメリットについても説明したいと思います。

犬の多頭飼いのデメリット

犬の多頭飼いのデメリットは、以下の事が考えられます。

  • 先住犬がヤキモチをやく事がある
  • 経済的な負担が大きくなる
  • 散歩時間が長くなる
  • 掃除場所が増える

上記以外にも、犬同士の相性が良くないといった場合もありますので、多頭飼いをする前にこういったデメリットやリスクをなるべく回避できるような準備が必要です。

例えば、犬たちがヤキモチをやかないように平等に接するなど、飼い主側でルールを作ったり1頭を『ぼっち』にしないように飼い主側が手分けをして遊び相手になるなど、工夫とちょっとした気遣いでデメリットを回避する事が出来ますよね。

デメリットを事前に知っておくだけで飼い主側の心構えも変わりますので、デメリットを『出来る』に変換しながら楽しみを増やして頂けたら幸いです。

犬の多頭飼いで注意したい4つの事

それでは次に、犬の多頭飼いで注意したい事について説明をします。

多頭飼いで注意すべき事は以下の4つです。

  1. 頭数分のハウスとトイレの設置スペースの確保
  2. 頭数分の食器の準備
  3. 去勢と避妊手術を完了させておく
  4. ボスは飼い主であるという認識をしっかりとさせる

1.の頭数分のハウスとトイレの設置スペース確保は、特に豆柴のような神経質な犬種もいますので、他の犬がトイレした所では排泄をしないというケースも考えられます。

また、ゆったりと休めるプライベート空間はとても大切なので、頭数分のハウスを設置するのがベストです。

2.の食器に関しては、平等に扱うという点から餌も平等に与えなくてはなりません。
そして、他の犬の餌に手を出さないようしっかりとしつけを行う必要もあります。

3.と4.に関しては、関連ページで説明をしていますのでコチラ↓をご覧ください。
https://www.mame-shiba-inu.com/2021-11-28-29350/many/

子犬から多頭飼いする際の注意点

同時期に飼い始めるのは、途中から多頭飼いするよりもリスクが低いと思います。

それは、飼い主側が最初から平等に接する事が出来るからです。

また、犬同士も最初から一緒に暮らしていたら、本当の兄弟のように喧嘩をしてもすぐに仲直りが出来る関係性を育みやすいのではないでしょうか。

しかし、ここでも注意したいのが成犬時期の発情ストレスです。

繁殖を望まないのであれば、去勢・避妊手術をする方が良いのかもしれません。

ここまで、『犬の多頭飼いについて』解説してきましたが、せっかくですので豆柴の多頭飼いについても説明をしたいと思います。

豆柴の多頭飼いで注意すべき相性

豆柴の多頭飼いで注意したいのが、『相性』です。

他のページでも説明しているのですが、豆柴は‟神経質” ‟警戒心が強い”という特性を持った犬種ですので多頭飼いをする際には『相性』がとても重要になってきます。

しかし、このような注意点も事前にしっかりと準備を行えば回避できるのではないでしょうか。

例えば、性格もしつけや育て方で変わると思うんです。

環境が人を育てるという言葉をよく耳にしますが、人間だけではなく犬や他の動物にも共通して言える事ではないでしょうか。

つまり、穏やかな環境下で育った犬は穏やかな性格で、後から来た犬にも優しく接してくれるはずです。

また、前述でも説明しましたように、ボスは飼い主である事をしっかりと認識させてしつけを行えば新入りを虐めるような事もないと思います。

とはいえ、豆柴は元々は狩猟犬ですので、他の犬種に比べて縄張り意識が強くビギナーには厳しいかもしれません。

しかし、‟賢い”という特性も持ち合わせていますので、そこを活かして‟神経質” ‟警戒心が強い”という特性をカバー出来そうですよね。
(ボスの認識や物事の良し悪しをしっかりとしつけをし、甘やかすのではなく穏やかに、愛情をもって接する事が大事です。)

上記の事から、更に詳しく知りたいと思い、豆柴の性別相性や他の動物との相性についても調べましたので是非、参考にしてみて下さいね。

豆柴の多頭飼いの相性(オスとオス)

前述しましたように、豆柴は元々狩猟犬でしたので縄張り意識や警戒心が強い犬種です。
その為、オスとオスの組み合わせは少々喧嘩に発展しやすいというリスクがあると思います。

特に去勢手術を行っていないオス犬は、発情のストレスから喧嘩っ早くなりがちですので、豆柴の多頭飼いでオスとオスの組み合わせをされる場合は去勢手術を双方行った方が良いです。

豆柴の多頭飼いの相性(オスとメス)

女の子のことが嫌いな男の子はあまりいませんよね。
豆柴に限らず、他の犬種も同様に相性の良い組み合わせではないでしょうか。
それが故に、繁殖を望んでいない場合は、双方の去勢・避妊手術を行う必要があります。

豆柴の多頭飼いの相性(メスとメス)

豆柴の多頭飼いでメスとメスの組み合わせは、オスとオス同様に成犬時期のホルモンバランスの乱れによる神経質な特性に輪をかけて神経質になり、些細な事で不仲になってしまう場合が考えられます。

オスのように激しい喧嘩はなくても、なんとなくお互い近寄らないといったような女子特有の距離を感じるかもしれません。

しかし、こちらも避妊手術を双方行う事により、発情のストレスを軽減し穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

豆柴と相性の良い動物

豆柴と相性の良い動物は、ズバリ・・・です!

豆柴は小型犬ながら、猫に似た性格と言われているそうです。

プライベート空間を大事にする豆柴は独立心も旺盛ですので、付かず離れずを好む猫となら上手く共存できそうですよね。

因みに、豆柴ではないのですが、私は昔シベリアンハスキーとチンチラを飼っていました。
シベリアンハスキーの背中にしがみついてチンチラがお散歩をするというのが日課で、2匹はとても仲良しだったのを思い出します。

チンチラは性格が悪かったのですが、優しいハスキーがチンチラを上手に受け入れていたのが幸せな光景の要因で、バカと言われているハスキーが私にはとても賢く見えました。

豆柴と小動物の相性

猫も小動物と言えば小動物なのですが、元々小動物の狩猟犬だった豆柴の歴史から猫以外の小動物との相性を考えたいと思います。

では、豆柴がその昔、どんな小動物を狩っていたのかというと・・・

ウサギネズミです。

その為、ウサギやネズミと一緒に飼うのは難しいと思います。

相性は良いと思いますが、体格の差や動作の差も大きく、特に遊びの延長線で豆柴が野生本能を思い出させてしまうなんてことも・・・無きしにも非ず。

こうした事は未然に防ぎたいものですよね。

つまり、一緒に遊んだり生活空間を共同しなければ同時に飼う事は可能ですが、寝食や生活空間を共同にするのはリスクがあるという事です。

まとめ

今回は『犬の多頭飼いについて』説明をしました。

おまけで『豆柴の多頭飼いについて』も書かせて頂きましたが、ご覧になって下さった皆様の何かのお役に立てたら幸いです。

今回の記事の要点を下にまとめましたので、是非ご活用下さいね。

  • 犬の多頭飼いで注意したい事は、平等に扱って平等に接する事
  • 多頭飼いを考えているならば、平等に生活スペースを与えれるか等も重要
  • 経済的負担もしっかりと考慮する必要がある
  • 『ボスは飼い主側』という認識や特別意識を持たせないしつけが重要
  • 『甘やかす』と『可愛がる』は違う
  • 成犬時の発情ストレスによる不仲を回避する為にも、去勢や避妊手術は考慮した方が良い
  • 環境としつけ次第で犬は仲良く過ごす事が出来る
  • ウサギやネズミなどの小動物との生活は、豆柴の野生本能を刺激してしまう可能性があるので、生活空間を分けて飼う必要がある
  • 豆柴と相性の良い動物は猫